きび酢ってなに?
さとうきびと水のみで造られる、自然醗酵の天然醸造のお酢です。
さとうきびからできるお酢なので、「きび酢」と言います。
奄美大島、加計呂麻島、与論島でしかつくれない幻のお酢とも言われています。
なぜ奄美群島でしかつくれないの?
きび酢は、一般的な食酢と異なり菌類を添加せずに自然醗酵のみで作ります。
その中でも、かけろまきび酢は400年以上前から伝わる方法で造られる古来伝承の特産品です。
加計呂麻島の空気中にのみ浮遊する土着菌(酵母菌や酢酸菌など)が、島の気温と湿度のなかで活動することで醗酵が進みきび酢が造られます。
自然の恵みのみでの製造・長期熟成の為、大量生産はできませんがとても丁寧に作られたミネラルを豊富に含むお酢です。
他のお酢と何が違うの?
きび酢は、骨や歯の形成・体内のイオンの調整などとても重要な働きをするミネラルや、アンチエイジング効果が期待できるポリフェノールを豊富に含んでいます。
また、塩分がほぼなく、まろやかで少し甘み(奄美)を感じらる味わいが特徴です。
原料であるさとうきびは、熱帯・亜熱帯の強い日差しの下で育ちます。C4作物と言って日光が強ければ強いほど効率よくたくさんの光合成ができる植物です。過酷な環境(活性化酸素の発生)から植物体を守る為、抗酸化物質(ポリフェノール)を高濃度に保持して育つのです。
かけろまきび酢はどうやって造られるの?
かけろまきび酢ができるまで
①収穫 : 昔ながらの方法で大切に育てられたさとうきびを収穫する
②圧搾 : さとうきびを圧搾機にかけて、糖水を絞る
③加熱 : 糖水を煮詰め、灰汁を取り除く
④醗酵 : ③の糖水に水を加え糖度を調整し、タンクに移して醗酵させる
⑤貯蔵・熟成 : 日々の管理でアクを取り除き、2年以上熟成させる
- ①収穫
- ②圧搾
- ③加熱
- ④醗酵